多頭崩壊とは簡単に言えば、自分で適正な飼養が出来ない数の動物を飼う事を差します
適正な飼養とは・平均な体重が維持出来るだけの食事量
・喉が渇く事のない飲み水の量
・繁殖制限をし適正な飼養が出来る以上に増やさない事
・病気を事前に防ぐための医療行為が出来る事
・病気にささない環境作りが出来る事
・病気になった時、動物病院に行き処置を行う事が出来る事
これらが出来なくなる事を指して『多頭崩壊』と言います
バラバラの事を書いているようですが、これらの出来事は大抵連鎖的に起こります
1.
最初に繁殖制限(産ます以外に拾らう、貰うも含みます)をできない(しない)から始まります
2.
次に金銭的に病気の予防的に病院に行く(避妊・去勢・予防接種)事が困難になります
3.
その次に病気になっても病院に連れて行く事が出来なくなります
4.
金銭的にさらに困窮してきて餌を満足に与える事が難しくなります
5.
最終的に最低限の世話さえ出来なくなり、水、散歩、掃除がままならなくなります
私の考えでは有りますが人により進行の度合いに少し前後は有りますが、2番目まで進んで改善が出来ないようなら個人での改善は難しいと考えてます。
と言うのも予防にかかる費用は実際に病気になってからかかる費用から考えれば、1回にかかる費用がたかがしれてます
具体的な例として
メスの犬や猫で子宮蓄膿症(名前の通り子宮に膿が溜まる病気で手遅れになれば死に至る病気です)と言う病気がポピュラーですが
これは避妊手術で防げる病気になります(手術のし方によっては防げないので動物病院へ問い合わせをお願いします)
避妊手術をしないで子宮蓄膿症になった場合、費用はだいたい避妊手術の3倍かかるみたいですが
進行の度合いによってはそれ以上の費用がかかり、その仔自身の命の保障も無くなります
なのでお金が無いから予防が出来ないと言うのであれば、当然その時点でその費用を確保する事は難しいと考えてます
病気にささない環境作りは動物のためだけでは無いです、動物の病気は以外沢山有ります
その病気の数の割りに少ないのですが、
人間に染る病気も有ります
それらの病気を指して
人獣共通感染症と言いますが、これを防ぐためにも環境作りはとても大切です
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